バクシーシをご存知だろうか。
バクシーシとは正確にはバクシーシュまたはバグシーシュと発音し、
主にインドやエジプト等のイスラム圏で余裕ある者が貧しい者に施しを与える行為を指します。
非イスラム圏でいうノブレスオブリージュみたいなものですね。
が、他方イスラム文化では「バクシーシはもらえて当然、むしろ俺がもらってやってるんだ」という意識があるそうです。
そして現代では、どこまで宗教観を持って要求しているのかはわかりませんが、バクシーシが観光客に対して要求する「強制チップ」みたいな位置づけになってます。
このバクシーシに✈︎Leemanは2回もやられてしまいました。
大した被害ではありませんでしたが、「インドをバックパッカーで旅した」というプライドがあった✈︎Leemanへの精神的ダメージは半端じゃなかったです。
✈︎Leemanが油断していたポイントその1
ホテルでチェックインを済ませた後、荷物を整理して早速ピラミッドエリアに向かうことにしました。
東側のピラミッドエリアの入り口はこんな感じ。
え?何これ?刑務所?
いいえ、ここは東側のチケットオフィスです笑
昼間はもう少し人がいますが、値段も書いてなければ英語を話す人もいません。
ピラミッドの入り口で少し面食らっていると、ホテルのスタッフが来て
「チケット買いたいの?手伝うよ!」と。
そう、旅慣れている人はわかりましたよね。ここが正に、✈︎Leemanが油断していたポイントです。
宿にチェックインした時のスタッフの対応がまずまず良かったので、言われるがままついて行ってしまいました。
すると「こいつがチケット代わりに買って来てくれるから!」といかつい兄ちゃんにバトンタッチ。
いかつい兄ちゃんも愛想よく「クフ王の墓とかいかないなら160エジプトポンドだよ!お金くれたら買ってくるよ!」とちゃんと正規料金で買って来てくれたのでさらに油断してしまいました。
そしてピラミッドエリアの中に入ると、あれこれ説明しだすいかつい兄ちゃん。
そこで妻がようやく気づき、
「ねえ、この人、ガイドし始めてない?大丈夫?」と。
妻にこう言われるまで、✈︎Leemanはお花畑状態で全然気づいてませんでした。
恥ずかしながら、「優しい人がいるもんやなあ」くらいにしか思ってなかったです笑
妻に言われてようやく気づいた✈︎Leeman。
兄ちゃんに「今日はガイドいらないよ、ごめんね。」というと、かなり不機嫌になりました。
「ガイドがないとこの先にいけないところがある」とかなんとか言って、なんとか状況を維持し続けようとする兄ちゃん。
本来だったらこんなアホみたいなのにビタ一文払いたくないんだけど、チケット正規料金でちゃんと買ってもらったりしたのに負い目を感じていたこともあったので、
「ここまで連れて来てくれたのは超感謝してる!本当にありがとう!でもここからは2人で思い出作りたいんだ!!本当にありがとう!!!!!!大好き!!!!これお礼だから!バクシーシバクシーシ!!」
と超一方的にまくし立てて2ドル払いました笑 兄ちゃんはすんごいもどかしそうな顔してましたが、一応納得してくれました笑
後で調べて見ると典型的なバクシーシ要求パターンで、勝手にガイドして終わった後に高額なバクシーシを要求するというもの。✈︎Leemanは幸いにしてすぐ気づきましたが、初見殺し感すごいですね。。。
しかし✈︎Leemanの悲劇はこれでは終わらず。
✈︎Leemanが油断していたポイントその2
いかつい兄ちゃんをなんとか振り払って、ピラミッド周辺をうろうろしてると、
「ピラミッド公式ガイド」みたいな証明書をぶら下げたおじさんがいました。
するとおじさん、こっちにきて「無料で入れるお墓があるから案内するよ!」と。
「あ、こいつ絶対詐欺師だな。」と思った✈︎Leemanは普通に無視して通り過ぎようとしたんですが、
おじさんが手招きする方に地下に降りる階段があり、他の観光客が普通に出入りしてました。
おじさんがいなくなったのを見計らってお墓の中に入ってみたら、普通に無料で行けるところで
「あれ?あのおじさん本当に公式ガイドだったのかな?」と思いはじめました。
旅慣れている人はわかりm(ry
そう、ここが✈︎Leemanが油断していたポイント(2回目)です。
地下から地上に出ると、先ほどのおじさんがいて
「ほら〜本当に無料だっただろ〜俺は公式ガイドなんだぜ〜。
この奥のすぐのところにもう一つ絶景スポットあるから連れて行くよ!
もちろん無料だよ!」
と。
「本当に?行く行く!!」
バカなのかな?笑
ホイホイついて行ったボケナス✈︎Leemanをぶん殴ってやりたいです。
おじさんについて行くと、ピラミッドやスフィンクスが見えるだけのなんてことはない場所へ。
するとおじさん「カメラ貸して!写真撮ってあげるよ!」と。
あれやこれやポーズを要求し、パシャパシャ写真を撮って行くおじさん。
「いやいや、もういいよ笑」と言って終わらせようとするも、頑なに拒否して写真を撮りまくるおじさん。
この時点でやっと✈︎Leeman気づきました。
「あ、こいつこの後バクシーシ要求する気だな。。。。」
そして写真を撮り終わって、帰ろうとすると
「おい、おれに渡すものがあるだろう?」
と、さっきまでニコニコハイテンションだったのに豹変。ちょっと怖かったです。
本当だったらここで無理やり帰っても良かったんだけど、さすがに家族を連れて無茶はできないので、
1ドルだけ叩きつけて逃げて来ました。
✈︎Leeman的にベストだと思う方法は
「ツアーで行く」
です。もちろんVELTRAとかではなく、日本の大手旅行会社が責任を持って催行しているツアーに参加することです。流石にそれでバクシーシを要求されたりすることはないはず・・・ですので。
もしどうしても個人旅行でいきたい場合は、
①北側の高級ホテル側に宿泊する
②誰も信用しない
この2つに尽きると思います。
北側の高級ホテル側にはちゃんと整備されたチケット売り場があるので、そこでチケットを購入すれば問題ないはずです。
あとは、誰も信用しないというのは、現地の係員や、場合によっては警察も含めです。とにかく声をかけられても極力反応しないことが大事です。
色々書きはしましたが、結局✈︎Leemanも3ドルの被害で済んだので、大したことはなかったですね。
インドでバックパッカーをしたことがある、というプライドはズタボロにされましたが笑
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます☺️
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