フィンランド人×日本人の夫婦が選ぶヘルシンキの超おすすめホテル5選【2020年】

日本の5つの都市からフィンエアー直行便が就航しているフィンランドの首都ヘルシンキ。以前はかもめ食堂がヘルシンキを紹介した映画でしたが、最近ではサウナムーミンの関係でフィンランドがメディアに取り上げられることも多く、三代目 J SOUL BROTHERSの登坂広臣さん女優の中条あやみさんが出演した映画「雪の華」の舞台にもなったことから、以前にも増して注目度が高まっていると思います。

そんなフィンランドの首都ヘルシンキは非常に治安が良く、フィンランド人もほとんどの方が親切なので、海外に不慣れな方でも割とスムーズに旅行できる都市だと思います。街の大きさもコンパクトで、基本的には徒歩と路面電車で回ることができます。治安が悪いエリアもほとんどありません。

個人的にヘルシンキで特に楽しんでいただきたいと思っているのがホテルです。 
SokosやScandicといった北欧系のチェーンホテルも内装デザインやホスピタリティなどの基本的な質は高いんですが、特におすすめしたいのがKÄMP(カンプ)グループが展開するブティックホテルです。
ヘルシンキには老舗のKÄMP(カンプ)というホテルがあるんですが、近年そのKÄMPグループがSmall Luxury Hotelsに登録されるような小規模のオシャレなブティックホテルを多数展開しています。通常のホテルよりも多少値段は張りますが、高度に洗練されたデザインは新鮮で非常に人気が高いホテルがいくつもあり、新婚旅行等の特別な旅行にも大変おすすめできます。

本記事で紹介するのは、元ヘルシンキ在住者の妻旅行者のLeeman地元民と旅行者の二つの視点でベストだと思うホテルです。コスパのいいホテルから特別な旅行に使えるホテルまで網羅的にランク付けしています。もちろん、紹介するホテルは全てLeeman夫婦が宿泊した感想を踏まえて自信を持っておすすめするものです。ヘルシンキでのホテル選びの参考にして頂ければ幸いです。

 

第5位 ショッピングセンターKAMPPIの目の前Scandic Simonkenttä(スカンディックシモケンタ)

まずおすすめしたいのがLeemanが初めてヘルシンキに行った時に利用したスカンディック シモンケンタ(Scandic Simonkenttä)です。このホテルはヘルシンキ中央駅から徒歩5分という超好立地であり、ヴァンター空港から電車でヘルシンキに来る人にとっては非常にアクセスが良いところです。ヘルシンキの街中はゴツゴツした石畳の道や段差が多く、スーツケースを転がす観光客泣かせな道が多いのですが、ヘルシンキ中央駅からこのホテルまでの道は非常にスムーズにスーツケース運べるところで、非常に楽だと思います。

また、ホテル自体は非常に大規模なホテルであるため、館内の設備も充実しています。フィットネスルームが完備しているほか、フィンランドらしくサウナもありますし、朝食も種類が豊富です。ホテル内のデザインも「ザ・北欧」という感じの無駄のない設えで、北欧気分を高めてくれます。立地、デザイン、価格などの面から非常にバランスの良いホテルです。

スカンディック シモンケンタ(Scandic Simonkenttä) をBooking.comでチェックする

 

第4位 Booking.comで最高評点、一歩入ると別世界のブティックホテルHotel F6

次におすすめしたいのが、Booking.comのヘルシンキのホテルで最も評価が高いホテルであるHotel F6です。
このホテルは入ってすぐに吹き抜けの中庭があり、一歩ホテルの中に入ると別世界に入ったかのような没入感に浸ることができます。デザインもゴシックと北欧デザインを融合した先進的なもので、非常に洗練されています。

自転車を無料で借りることができるので、ヒエタラハティの蚤の市港のカイヴォプイスト公園へサイクリングするのも一興です。夏のヘルシンキは日本の初夏のような気候で、サイクリングが爽快です。このホテルに滞在するなら強く夏をオススメします。

唯一難点と言えるのが立地です。
ホテルはメイン通りのエスプラナーディ公園の南側に多く位置しているんですが、このあたりは駅から少し距離があり、1kmほど離れています。加えて、エスプラナーディ公園の南側は上り坂になっているので、重いスーツケースを転がしながら上るのは結構大変です。

先述した通り、ヘルシンキの街中は石畳や段差が多くスーツケースを長距離で運ぶにはあまり適していないため、ヘルシンキ中央駅からこのホテルまでスーツケースを持って歩くのはなかなか大変です。特に冬は雪や氷で滑るので十分にご注意ください。

ただ、それを差し引いたとしても、泊まる価値がある魅力的なホテルだと思っています。

ホテル F6(Hotel F6)をBooking.comでチェックする

 

第3位 Stockmanやエスプラナーディ至近!ショッピングに最適なMarski by Scandic(マルスキバイスカンディック)

このホテルは2019年6月にリニューアルオープンしたばかりのところで、Marski by Scandicという名前の通りScandicグループがプロデュースしているホテルです。このホテルの魅力は

①フィンランド最大のデパートStockmanの目の前に位置
②目の前がトラム発着駅
③ヘルシンキ中央駅からも徒歩7分でアクセスが良い

という3点で、非常にバランスの良いホテルです。

加えて、インテリアはScandicホテルチェーンらしく北欧スタイルながら、紫色をベースにした内装が目を惹くデザインです。

大きめのホテルなので館内の設備も充実しており、ジム、サウナも備わっています。価格もリーズナブルで総合的なバランスはこのランキングに載せているホテルの中でも随一だと思います。

唯一問題点を挙げるとすれば、館内のWi-Fiが少し届きにくい部屋があるということ。
Leeman夫婦が2019年7月に宿泊した際、部屋にWi-Fiが届かなかったのでリクエストして部屋を替えてもらいましたが、それでも依然Wi-Fiの電波が弱い部屋でした。スタッフに聞いたところ、「リノベーションして防音仕様にした影響で少し電波が届きにく部屋がある」とのことでした。今は改善しているかもしれませんが、ご留意ください。

Marski by ScandicをBooking.comでチェックする

 

第2位 SLHにも登録されているヘルシンキ随一のブティックホテルLilla Roberts(リラロバーツ)

SokosやScandicとは一味違う素敵なホテルに泊まりたい
洗練されたホスピタリティとデザインに浸りたい

という方に是非オススメしたいのがここ、Lilla Robers(リラロバーツ)です。
このホテルは世界のSmall Luxury Hotelsにも登録されています。
Small Luxury Hotelsとは、小規模で高級、且つ、型にはまらない個性的な独立系のホテルのことを指すんですが、このホテルはまさにこの金字塔という感じです。
とにかく、ホテルの館内どこを見ても素晴らしいデザインで、文句のつけようもないくらい素敵なホテルです。超写真映えします。

 

 

 

 

いかがですか?こんなお洒落なホテルなかなかお目にかかれないと思います。
安い時期なら一泊2万程度で泊まれることもあります。

ここも自転車を無料で借りることができるので、個人的には夏に滞在するのがオススメです。

唯一の問題点はHotel F6と同様に立地で、ヘルシンキ中央駅から少し離れている上に坂道を登らなければならないので、積雪がある時期のヘルシンキだとなかなか徒歩でたどり着くのは大変かもしれません。タクシー使う場合は全く問題ないですけどね。

ホテル リラ ロバーツ(Hotel Lilla Roberts) をBooking.comでチェックする

 

第1位 路面電車駅目の前。洗練されたデザインで朝食が美味しいKLAUS K(クラウスケー)

さて、Leeman夫婦がオススメする第一位のホテルですが、
なんとBooking.comでの評価は8.3/10です笑(2020年1月時点)
それでも、このホテル クラウス K(Hotel Klaus K)は毎度ながら素晴らしく感じていて、一番オススメしたいホテルの一つです。ただし条件付きで(後述)。

まず、このホテルの良いところは立地です。ヘルシンキ中央駅から徒歩8分ほどと距離はそこそこですが、メインの大通りであるエスプラナーディ通りの端に位置しており、ショッピングに適した場所に位置しています。

また、このホテルの目の前からはトラムが出ており、ヘルシンキ中央駅までも3番6番の電車ですぐ行くことができます。冬は雪が積もり足元が滑りやすいヘルシンキ目の前が駅というのは非常に有り難いです。

そして、先述した条件付きの部分ですが…

このホテルに泊まるなら「スカイスタジオ」「スカイロフト」「スカイスイート」のいずれかの部屋に泊まるという条件です。このホテルはハイクラスの部屋とロークラスの部屋ではっきり線引きされていて、口コミを悪くしている要因がロークラスの部屋の満足度の低さだと思われます。

全体的に古い
掃除が行き届いていない
値段の割に部屋が狭い

設備が壊れている

と言った口コミです。
残念ながらLeemanはこっちのタイプの部屋には泊まったことがないので詳細は不明ですが、1位と言いつつ上記3種類の部屋以外の宿泊はあまりオススメできません。

他方、ハイクラスに相当する「スカイ〇〇」の部屋は非常に洗練されているんですが、なんと「スカイ〇〇」宿泊客専用EV専用ラウンジ等が設けられていて非常に満足度の高いプリヴィレッジを味わうことができます。

 
また、個人的にはここの朝食が非常に気に入っていて、ヘルシンキのホテルで一番美味しいと思っています。メニュー自体は他のホテルとそれほど大差はなくスタンダードなフィンランドビュッフェなんですが、1つ1つのクオリティが高く、いつも満足しています。特に、パン類の質の高さは他のホテルの追随を許さないレベルだと思っています。

ハイクラスの部屋とは言いましたが、一部屋1泊2万円程度で泊まれるので、かなりコスパは良いと思います。
デザインやホスピタリティは他のホテルと同等ですが、ネットの評価がそれほど高くない分ハイクラスの部屋でも穴場的に安くなっているので、1位とさせていただきました。

スカイ〇〇宿泊客専用のスカイビューラウンジもあります。

ホテル クラウス K(Hotel Klaus K)をBooking.comでチェックする

 

番外編 映画「雪の華」で登坂広臣と中条あやみが宿泊したGLO Hotel art

ランキング外となってしまいファンの方には大変恐縮ですが、映画「雪の華」で登坂広臣と中条あやみが宿泊したホテルもヘルシンキに実在します。その名もGLO Hotel art

このホテルはヘルシンキ中央駅から1km以上離れており、トラムの駅からも歩くことになるため、お世辞にも立地はいいとは言えません。

立地はやや中心から離れるものの、歴史ある建物を改装したホテルで古き良きフィンランドという雰囲気で、価格もリーズナブルです。上記ランキングのホテルの宿泊料金は概ね一泊2〜3万円ですが、GLO Hotel art1泊1万円程度で宿泊することができます。

実際に映画で2人が宿泊した部屋は実は実在せず会議室らしいんですが、2人が背中を向けながらそれぞれの部屋に入るシーンに使われた廊下は行くことができるようなので、聖地巡礼される方には是非行っていただきたいホテルです。

ヘルシンキに2泊以上するなら、このホテルに1泊、他のホテルにもう1泊すると価格も抑えられていいかもしれませんね。

GLO Hotel artをBooking.comでチェックする

 

 

以上、Leeman夫婦が今まで泊まったホテルで選んだベスト5でした。
ヘルシンキはリーズナブルで理想通りの北欧デザインを施したチェーンのホテルから、最先端デザインでセンスがひかるブティックホテルまで素敵なホテルがたくさんあります。ヘルシンキの街中のホテルはほとんどが徒歩圏内なので、ホテルをハシゴしたりして是非お気に入りのホテルを見つけてみてください。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます☺️
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