今さらながら、「よりもい(宇宙よりも遠い場所)」みて号泣した✈Leemanです。
前回南極旅行について書いてからだいぶ日があいてしまいましたが、今回は南極旅行の船について。
※本記事では、チリのプンタアレーナス、もしくはアルゼンチンのウシュアイア発着のツアーについて記載してます。
前回記事
どんな船に乗れるの?
南米発着の南極ツアーの船は、基本的には小~中型のクルーズ船で行くことになります。
クルーズ船の大きさにもよりますが、乗客数クルーを除いて150~300人程度です。
人数が少ない小さな船の方が乗客がサービスを享受しやすいとも言えますし
人数が多い大きな船の方が船内の設備が充実してるとも言えるので、一長一短ですね。
スペックは所有する船によって異なりますが、✈Leemanが乗船する予定の船の設備について書き出してみます。
・客室(ベッド・シャワー・トイレ)
・レストラン
・売店、お土産屋
・バー
・ジム
・図書室
・サウナ
どうでしょう?観測船とは違って客船なので、そこそこ設備は充実してます。所謂普通のクルーズ船ですね。
船によっては、これ以外にも屋外のホットタブやスパがある船もあるそうです。すごい!
個室の部屋はあるの?料金は?
クルーズ船の客室は基本的に個室です。
が、安く行こうと思うと、相部屋を選択することになります。
また、相部屋かどうか以外にも、普通のホテルと同様に部屋のタイプによって料金も異なり、
・窓の有無
・窓の大きさ
・バルコニーの有無
によって料金が大幅に変わります。
部屋の様子は以下の写真を参考(Quark expeditionsから)
Ocean Diamond号
Ocean Endeavour号
ちなみに、部屋の料金ですが
上記のOcean Diamond号なら、相部屋で一人7000US$、個室で一人13,000US$程度です。
(「ラストミニッツ」という直前セールでもう少し値下がりするとは思いますが)
上記の写真でご覧いただく通り、部屋広さや綺麗さは船の新しさやリフォームの有無によって大幅に変わってきます。後日また書きますが、船を選ぶ際は「いつ作られた船なのか」「最後にリフォームしたのはいつか」というのを見てみるといいと思います。
アイスクラスってなに?
アイスクラスとは、船体補強、設備・装備などが一定基準に達している船に対し、その砕氷性能又は耐氷性能を証明する公的な等級のことを言います。
国際的に定義されているアイスクラスの指標には3種類あります。
①国際海事機関が定める極地氷海船階級(Polar Class)
②ロシア船級協会の
③FSICR(フィンランド及びスウェーデン政府が定めた耐氷構造規則)
各定義の等級比較がこちらの表
参考:北極海航路ハンドブック/公益財団法人日本海難防止協会
http://www.nikkaibo.or.jp/pdf/NorthernSeaRouteHandbook_J.pdf
それぞれどれくらいのレベルなのか、極地氷海船階級を詳しく見てみると
PC1 …すべての極海域 (通年)
PC2… 中程度の厳しさの多年氷がある海域(通年)
PC3… 多年氷が一部混在した二年氷がある海域(通年)
PC4 …多年氷が一部混在した厚い一年氷がある海域(通年)
PC5 …多年氷が一部混在する中程度の厚さの一年氷がある海域(通年)
PC6 …多年氷が一部混在する中程度の厚さの一年氷がある海域(夏秋)
PC7 …多年氷が一部混在する薄い一年氷がある海域(夏秋)
こんな感じ。
上記のアイスクラスのうち、極地氷海船等級のPC1~7を保有しているのは
基本的には南極観測船等の本格的な船のみです。
(ちなみに、日本の南極観測船「しらせ」はPC2に該当します)
南米発着のクルーズ船では、FSICRのSUPER1A~1Cの船がほとんどです。
「で、このアイスクラスを見てどうやって船を選べばいいの?」っていう話なんですが
正直、どのレベルのアイスクラスだったら良いのかは専門家じゃないと判断できないと思います。
が、✈Leemanがネットの情報を漁って調べる限りでは、
アイスクラスが高ければ高いほど、多少氷があっても進むことはできるという理屈から、
「Super1A」もしくは「1Aクラス」の船にすべきだと思ってます。
特に、春秋のシーズンはまだ氷がかなり残っているうえに気温も低いので、
運が悪いと船が海上で氷に囲まれてスタックし、数日動けなくなることもあるそうです。
氷があるところで進むかどうかは船のクルーの判断になるので一概には言えませんが、
できるだけアイスクラスが高い船を選ぶようにすると安心だと思います。
次回はツアー会社と船の選び方について書きます。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます☺️
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